CANON EOS R5のIBISによるワブリングの問題とオーバーヒートの問題の詳細と解決策について

CANON EOS R5のワブリング (映像のぐらつき) 問題とオーバーヒート問題の解決策について考えました。

CANON EOS R5のスペックが凄すぎて、今カメラファンの間では、この話題がつきません。

今まで比較的カメラのスペックに対して、他のメーカーよりも抑えめだったように見えるCANONが、必要以上のフル装備のスペックで、 本気で勝負に出たのではと感じる、紙上で見るよりどりみどりのカメラのスペックは、半年前を想像すると、誰も予想も出来なかった性能のリストであり、びっくりされた方も多いと思います。

この大きな注目の中、カメラのレビューの専門の方々や、レビューチャンネルを持つ多くのYouTuberの方も、CANON EOS R5の持論を展開し合い、R5の購入を視聴者に推奨されたりするなど、インターネット上で、世界は結構なお祭り騒ぎになりました。

R5の発表前は、あまりカメラの懸念点については全く話さなかった方が多く、カメラの性能部分に対する期待で視聴者を盛り上げてしまったため、現在このオーバーヒートの問題は全く聞いてなかったとがっかりしたり、困惑してしまった方も多いと思います。

しかし一度推奨と発信した側は、予約までさせてしまった後で、今更意見の撤回に聞こえるような、使用して判明したユーザーからの懸念点は話しずらくなってしまい、メーカーからの情報以外はあまり語れない立場になってしまうのではと思います。

しかしメーカーから発信される情報のみしか紹介出来ないのであれば、一般の購入を検討されている方は、メーカーからの情報であれば、自分で手に入れる事が簡単に出来るため、わざわざ発信者が語る同じ情報の動画を見たり、時間を費やす事の価値は薄れてしまい、結果的には発信者の再生回数の向上のために付き合うだけなような気分になってしまうと思います。

購入検討者が本来視聴で希望される事は、実際に使用したユーザーのあらゆる生の意見、実際に使ってみて本当はどうなのか、メーカーのサイトだけでは分からない、実際に使ってみた映像制作者の感想、良い所も悪い所も両方の生の意見を集めて、自分で最終的に精査をし、自身の使用に適しているかを判断する事を手伝ってもらう事であり、カメラブランドの人気に便乗し、 既に知っている情報に対して自分の意見ばかりを語り、 自身の宣伝とサービスにつなげる事をメインの目的としている情報発信者の声ではないと思います。

今回自分が違和感を感じた事は、皆がCANON EOS R5の8Kや4K120fpsなどの、動画での凄い性能に注目しているのにも関わらず、レビューを展開させて感想などを述べている方の多くは、動画作品が実際には一つもない写真専門の方であったり、多くのシネマカメラや、動画撮影の現場での経験が少ないのにもかかわらず、紙上のスペックを並べて、動画カメラとしてR5の購入を検討される方々へも、推奨する意見を申したりして購買意欲を刺激されたりしている事でした。

実際に撮影して映像作品を沢山作り多くの勉強をしてからでないと、他人には軽く推奨出来ないと思いますし、そうするためには、もっと調べなくてはならない事が沢山あると思います。

そんな中、自分はCANON EOS R5に凄く興味があって購入を検討していましたので、実際に購入決定に自信が持てる情報を探す中、以下のR5が持つ”2つの懸念点”が海外の動画から出てきましたので、こちらでシェアさせて頂きます。

前書きが長くなり、失礼致しました:)

海外には、良い所と悪い所の感想を、はっきりと教えてくれるカメラの専門家や、実際に映像作品を制作しているクリエイター自身が、そのカメラを使った感想を述べている動画などが多くありますので、メーカーのスペックを読み上げて感想だけを語る発信者の情報とは次元が違く、実践的で鋭い指摘をする情報が発信されています。

R5の気になる点 No.1
CANON EOS R5は、広角レンズを使うと、IBIS(イメージスタビライザー) の作動によって、画面の端がワブリングし (ぐらついてしまう) 、まるでゼリーがプルプルとゆれているような絵になってしまう!

SonyのIBIS(イメージスタビライザー)はそんなに強度がないので、ワブリングはしませんが、CANONのIBIS(イメージスタビライザー)は強度が強く、広角レンズを使うとワブリング(ぐらつき)してしまうようです。

以下の動画(5分58秒)で結構なぐらつきを確認できます。このIBIS(イメージスタビライザー)はオフに出来ないようなのです。

解決策
近い将来ファームウェアアップデートなどでの対応を願います。

R5の気になる点 No.2
CANON EOS R5/R6の両方とも、オーバーヒートします。カメラ内に、冷却システムが全くないので、これは当然かもしれません。

以下の動画では、R5とR6は、4K60FPSを撮影する際にあたり、30分の録音時間制限がある事と、どのように撮影しても、カメラは30分後にソフトが閉じてしまう事について語っています。

カメラが熱を発し、オーバーヒートの状態になる前に、シャットダウンするのです。

以下の動画での実験では、32℃の外であろうと、23℃の室内であろうと、同じ結果であり、R6の方は、ソフトの指示でなく、実際に30分でオーバーヒートをしてシャットダウンしまったとの事です。

結論的に言うと、

4K60FPSを撮影の際に、R5はR6より5分長く持ち、35分でシャットダウンします。

R6はR5よりも5分早くオーバーヒートします。

そしてクールオフするまでに、上記の動画では2時間かかりました。これではクライアントとの仕事では、使用する事は、かなりリスクになるのではと思います。使用の度に、熱を少しずつ積み上げて行き、長時間になった時、それぞれの発した熱が足し算のように合体して、オーバーヒートを起こします。

もし、30分続けて一回で全ての撮影を終わらす計画されるなら問題ありませんが、少しずつのカットを積み上げて、1日をかけて撮影をするのであれば、一台では無理と実験の結果が出ています。

そしてR5の購入を決断させる多くの方が期待する、R5の4K/30HQの8Kをダウンサンプリングさせる、高画質モードでの実験では、何回かの録音を重ねて、32℃の外で撮影を行った際に、27分でオーバーヒートを起こし、室内の23℃の環境では、22分でオーバーヒートをしています。何故室内の方が短いのかは分かりませんが、これが実際の検証結果となっています。(外で吹く風などの換気も関係していると思われます)

動画は、室内にてR5を使い、8K/30で撮影していましたが、たった15分でオーバーヒートをしています。この事から、状況によってオーバーヒートする時間が、毎回違うと言う事も確認出来ます。

そしてR5 8K/30 RAWの実験では、たったの34秒だけで、オーバーヒートしたそうです。(その時に、一番速いCF Express B typeのカードを使用しています)

解決策 
予算がない方には無謀なアイディアかもしれませんが、R5を数個用意して、バッテリーのようにオーバーヒートしたら交換して使う事で解消できます。

あとは、なるべく日陰で使用をして、携帯の扇風機を常備したり、外付けの録画機で有名な、ATMOS NINJAⅤなどを購入して、カメラ内部での録画をせずに、外部にHDMI経由で録画すれば、オーバーヒートを起こす時間を遅く出来るかもしれません。

現在ATMOS NINJAⅤを使用すれば、多少の熱の発生は免れる事が出来ると多くの方が考えていますが、こちらも実際の検証がもっと必要です。

ただ一点この方法に懸念点があります、それはCANON EOS R5/R6のHDMIの接続部分が、Micro HDMIを採用している所です。Micro HDMIは、コネクションが小さいため、撮影中に外れやすくて有名です、これは動きまわって撮影をバシバシと進めたい方には、この方法はあまり向いてないかもしれません。

ミラーレスはそもそも小さいボディであり、気軽に持ち運び出来る便利さにミラーレスの本来の意味がありますので、プラス10万円で、ATMOS NINJAⅤをわざわざ購入して、機器の重さと大きさを増やすのであれば、最初からプロの使用にメーカーが太鼓判を押す、CANON EOS 1DX MarkⅢを最初から頑張って購入した方が、結局色々な心配がなくなって良いかもしれません。 (実際に使用してみると、1DX MarkⅢ とほぼ同じセンサーなのに、こんなに安価で凄いと思っていたのですが、当然ですがこのように安いだけの分の理由は、きちんとあるようです。)

しかしそれでも、自分はR5の4K/30HQの8Kをダウンサンプリングさせる高画質に大変な魅力を感じています。未来の画質を手に入れる事が出来るのであれば、色々と自分でオーバーヒート対策の工夫をして撮影してでも、とてつもなく細かい細部まで録画出来る、R5にはきちんと価値があるのではとも思いますし、日々公開されるR5のサンプル動画をもっと拝見したいと思っています。

こちらは、海外のCANON EOS R5の4K 120fpsの高画質の凄まじさが、一瞬で分かる動画です。

最初からこの位の動画を実際にR5で制作された方に、R5の良い所、悪い所について語って頂けたら、今購入予定者が体験している、理想と現実の混乱はなかったのではと、個人的に思います。

今回は、カメラは詳しくても、映像制作にあまり詳しくない方々が、散々とR5/R6を長い期間小出しに推奨され、購買意欲を刺激された後になって、8K/4K動画撮影時のタイムリミットやカメラの懸念点が後出しジャンケンのように上がってしまった事が良くなかったのではと思います。

自分はさらに多くの使用者の声を探して聞き、自分の使用に合うか合わないかをふまえて、実際の購入をするかもっと良く検討したいと思います。

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