CANON EOS R5と1DX MARKⅢの4K 30fps モードの画質を比べた動画に大きなショックを受けました!

CANON EOS R5を動画撮影で使用の際に、問題と思われる点があります。それは、2つの4Kの設定以外の全てのモードで、オーバーヒートの可能性があるため、(高画質モードでの撮影にほぼ全て)時間制限がある事と、仮にオーバーヒートした場合、動画撮影を中断させなくてはいけないリスクが常にある事です。
記録画質 | 記録モード | 連続撮影可能時間 |
8K30p | 8K30p | 最大約20分 |
8K30p | RAW | 最大約20分 |
4K120p | 4K120p | 最大約15分 |
4K60p | 4K60p クロップ無 | 最大約35分 |
4K60p | クロップ 高画質(5.1Kオーバーサンプリング) | 最大約25分 |
4K30p | 4K30p クロップ無 | 熱による制限なし |
4K30p | クロップ無 高画質(8Kオーバーサンプリング) | 最大約30分 |
4K30p | クロップ 高画質(5.1Kオーバーサンプリング) | 熱による制限なし |
ならば長めの動画撮影では、 4K 30pのクロップ無しで行けば良いとも考えたのですが、この4K 30pのクロップ無の画質は、期待していた8Kセンサーからのオーバーサンプリングではなく、ピクセルビニングという方式を使って画像を読み出すことで、カメラの負荷が軽減され、撮影時間が長くなっています。そうなるとR5にて、唯一クロップなしで、長い時間オーバーヒートを撮影中に心配せず使える、4K 30FPSノークロップは、ピクセルビニングを使ったこの方法しかありません。こうなるとこの画質はどうなのか本当に気になります。
もちろん最初から4K 30p クロップ無 高画質(8Kオーバーサンプリング)をただ選べたら良いのですが、8Kセンサーを使うためオーバーヒートを考慮した録画制限30分となっており、しかも一度熱をカメラ内に入れてしまうと、復活に時間がかかってしまうのと、30分以内で最初使用しても、その後の続く撮影で、メニューの操作や別のモードでの個々の動作が、それぞれ熱を加算させて行ってしまうので、不意に別のタイミングでシャットダウンを起こす可能性があるとも考えられますし、なんとか制限なしの 4K 30FPSのノークロップモードを、仕事ではメインで使いたいものです。
そこで、CANON EOS R5と1DX MARKⅢとの4Kモードの画質を比べた動画をご紹介させて頂きます!
そこで丁度良く、CANON EOS R5と1DX MARKⅢとの4Kモードの画質を比べた動画が、海外で投稿されていましたので、ご紹介します。
CANON EOS R5のマーケティングでは、 1DX MARKⅢとほぼ同じセンサーを使っている事をアピールしているので、これに魅力を感じR5が撮影出来る動画を、写真以上に目的とし、50万円もの金額で購入するのであれば、撮影中にオーバーヒートを起こさない4K 30FPS ノンクロップの動画モードの画質は、凄く気になる点です。(*ただしEFレンズの持っている解像度の性能を最大に引き出し、画像を綺麗にすると言われるローパスフィルターは、 1DX MARKⅢの方が格段に良いものを使っているそうです)
下の実験動画を観るとR5の(8Kからのオーバーサンプリングをしていない)、 4K30p クロップ無 の画質は、他の動画と比べると少し画像がボケて見え、 CANON EOS 1DX MARKⅢの通常の4K動画よりも、画像がピクセルビニング方式だけあって結構悪い事が確認出来ます。 R5で、撮影中にオーバーヒートを気にせずに、クロップなしで、普通の4k動画を撮影したい時は、このモードしかありません。せっかくの高価なRFレンズを使い、高画質でウェディングの撮影や、インタビューなどある程度長い時間の動画撮影も、当初R5で計画していたフィルムメーカーにとっては、少し残念なニュースとなっています。
ミラーレス機を使った 長時間の撮影の経験がある方は、撮影でカメラが凄く熱くなる事などを、一度はご経験されているのではと思いますが、 今回発表前に、あまり実際の撮影の仕事でミラーレス機を使った経験がない多くのメディアやYouTuberが、紙上の動画スペックを大々的に取り上げて、R5の良い部分ばかりを語り、購買意欲をかなり盛り上げてしまった感じもありますので、これを数か月間聞いて、期待を高めて行ったフィルムメーカーは、長い間をかけて動画撮影を目的にR5への乗り換えを、計画していた方も少なくないのではと思います。 それ位8kと4k 120fpsのR5のスペックは、 フィルムメーカーにとってかなりインパクトが大きいものであったと思います。
R5を写真機としてメインで使う方は、動画はおまけのように捉え、全く気にならないかもしれませんが、あくまでフィルムメーカーの視点からは、少し戸惑ってしまうと感じます。
R5では、このモードと約1.7倍のクロップありの4K 30fps (5.1Kオーバーサンプリング)以外のモードに、全て時間制限が付いています。動画を重要視しているユーザーなら、そうなるとこのR5の価格は、決して安いカメラではないかと思います。しかしこちらはあくまで写真機ファーストのカメラですので、写真にしかほぼ使わない方なのであれば、素晴らしいAFの付いた写真機として満足出来るのかもしれません。
上記の理由で、今回はこのカメラに興味を持った方の中には、動画機ファーストとしての使用に興味を持った方が多いとも思いますので、 以下のCANON EOS R5と1DX MARKⅢの画質の比較動画に大変に需要があるのではと思います。
下の動画の再生ボタンを押しますと、以下に記載されている順番で CANON EOS R5と1DX MARKⅢの画質を比べる事が出来、テスト動画を交互に何度も確認する事が出来ます!画面にもテロップが出て、どのモードかも簡単に分かりますので、ぜひ皆さんもこの機会に、ご自分の目でそれぞれのモードでの動画のクオリティを、是非一度チェックしてみて下さい!
R5
4K30p クロップ無 (HQ mode) 高画質(8Kオーバーサンプリング) 制限: 最大約30分
R5
4K30p クロップ無 熱による制限なし
1DX MarkⅢ
4K30p クロップ無 熱による制限なし
動画の遠くで公園で遊んでいる人物を見ていると分かりやすいかもしれません。
そして海外のカメラ検証チャンネルのYouTuberで、海外のカメラファンの中では有名なジェラルド・アンダン氏の最近のYouTube Liveの発言によると、彼が実際に実験して分かったのですが、制限なしで使えるR5の4K30p クロップ無は、2018年10月に発売されたCANONの最初のミラーレス機の、EOS Rの 4K30pの画質を劣るとの結果も出たとの事です。
なんと。。次のCANON EOS R5の次の第二出荷までに、かなりの時間がかかるかもしれないと言う噂がもう出ています!

最近、CANONは新商品のCANON EOS R5とR6の出荷を延期すると言う情報が出回っています。これはリコールの兆候である可能性があるとまでの噂が海外で今言われています。
もしかするとEOS R5とR6のオーバーヒートの事実を懸念される方が多く、これが原因で!?なんらかの対応が行われるのかとも予想されたりもしていますが、海外でも現在はかなり少ない数を出荷しているようであり、第二の出荷を遅らせた可能性があるとも言われています。(現状あくまで噂です)
EOS R5の次の出荷は、11月まで予定されていないという、この前例のない4ヶ月の遅れである事に、本当なのかもしれません。噂によるとヨーロッパのドイツでは、国全体で70台しか受け取っていないと言う情報も出ています。
リコール修理の数を減らしているのではという予測もあり、オーバーヒートの懸念に対して “複数の解決策”をキャノンが取り組んでおり、”今後数週間のうちに声明と計画を持つことになるとも言われています。実際はどうなのでしょうか?
これが、ファームウェアのアップデートをリリースすることなのか、ハードウェアの解決策を立ち上げるのかというのか気になりますが、SONYがあれほど長い時間をかけて、やっと動画撮影するのに完璧に近いA7SⅢがやっと開発出来た事を考えると、物理的な熱問題は、そう簡単には行かない気もしてしまいます。
多くのCANONファンは、オーバーヒート問題は、大げさに誇張されていると思っている方も多いようです。ただ今回のR5に関しては、多くの海外のフィルムメーカーや、購入された方々が、実際に多くの方がまるでメーカーの開発者のようになって、真夏の中テストをしてみたり、色々な対策を模索したり、外付けのファンの購入を検討するなどと、今まで見たことがない、意見のやり取りが交換されているのは事実です。ファームウェアアップデートや、リモデリングなどで解決し、ご購入された方が、 R5 の凄い動画性能を心配せずに長い時間使用出来るようになるのであれば、素晴らしい事だと思います。良く言えばそれだけ期待され、楽しみにされていたカメラでもあるのです。
ただもしかすると、メーカーとしては、そうなるのであれば最初から、1DXMarkⅢかC300のご購入をご検討下さいと言う流れになるとも思いますし、出来るだけ安くプロスーマー価格のまま凄い高いシネマカメラの性能も、写真機も使いたいと思ってしまっている、ワンマンフィルムメーカー達のわがままなのかもしれません。(しかし最近出たSony A7SⅢはその期待に、ワンマンのフィルムメーカーの希望に、ほぼ100%に答えてしまったようで、Sonyを待てずに、R5の動画性能に魅了され、Eマウントレンズを売ってしまい乗り換えを準備していた多くのフィルムメーカーの中には、 後から来たSony A7SⅢの発表と、カメラの凄まじいシネマカメラのようなとんでもない性能を理解してしまい、びっくりしている方も多いようです。)
ちなみに私は、このオーバーヒートの可能性の件を大分前から、当ブログで扱っておりました。少し前からこの私のブログを読んで頂かれていた方は、あれだけ多くの方が、熱問題の可能性を随分前から気にしていたのに、対策に向かうようなニュースが出るまで、何故こんなに時間がかかってしまったのかと思われたかもしれません:)
しかしここまで話した上でも、30分のリミットのついた、 4K30p クロップ無 (HQ mode) 高画質(8Kオーバーサンプリング)のモードで撮影された動画は凄まじい高画質です!オーバーヒートしてもいいから、これが欲しいと思う方、メインのカメラはあるので、写真機メインとして使い、動画でBカメラ専用としての使用を計画している方にとっては、問題のないカメラになっている方もいらっしゃると思います。結局はそれぞれの使い方によって、現状のR5の捉え方は変わって行くかもしれません。
CANONのアンバサダーで、YouTuberであり、世界からカメラファン491万人もの、もの凄い数のフォロワーがいる、有名なフィルムメーカーのピーター・マキノン氏も、下の動画にて、オーバーヒートがあなたの制作のプロセスで問題になる可能性があるのならば、購入しない方が良いとまで言っております。もちろんそれがあなたの問題になるかは、彼自身は分からないとはっきりと申されています。
通常CANONブランドを宣伝する立場のYouTuberの方々は、基本は推奨をベースに、視聴者を盛り上げて購買意欲を高めるために、意見を申している場合が多いのでは?と思われてしまう中、彼の自分の立場を考慮しない、素直な人柄の良さを感じますし、全てクリアに大胆に話す海外らしさも感じます。彼も今回のオーバーヒートの件で、CANONのブランドを通常は推奨する立場として、R5を動画使用に考えていた彼のファンの気持ちを考えると、色々と考えさせられてしまった事があるのかもしれません。
今後もあらゆる海外の情報を、早急にアップデートさせて頂きたく思います。