商品動画制作で、有名なダニエル・シファーの3つのB ROLLのトランジション方法
海外には、Sony a7Ⅲ一台で、まるで制作費が何百万もするように見えるハイクオリティな商品CMをほぼ一人で制作してしまう、才能溢れる天才的な動画クリエイターがゾロゾロと沢山います。
その中でも注目されているダニエル・シファーと言う(チャンネル登録者約150万人)才能溢れる凄いクリエイターがいます。
今回は、そのダニエルが商品動画制作のB ROLLで知っていると非常に便利な、トランジションの際のカメラの動きのテクニックについて説明している、彼の動画を解説して行きたいと思います。
テクニック1:エレベーター (動画タイムライン0:36)
この呼び名はカメラが一つの階から、別の階へ移動するイメールを指しています。
動画ではバックをテーブルに置いた瞬間に、ダニエルがテーブルの上部を狙って向けていたカメラを、下の階へ移動させているの動きを見る事が出来ます。そして次のカットとの繋がりでは、テーブルの木材と同じ冷蔵庫の横側の木の素材のアップに繋げています。
持っているレンズが24㎜と広角過ぎるので、スケートボードを使い、瞬時に後ろに下がりながら、映像を上手く撮影しています。
良く見るカットですが、一瞬ただ下へ、カメラの向いている高さを低く変えるだけの発想なんですね。
テクニック2:ザ・クロスディソルブ (動画タイムライン1:49)
ラップトップの画面を見ている被写体の様子を最初に映し、そのままカメラを横に切りながら、画面をフルにラップトップのモニターの裏側の部分の灰色一色で映像をまず埋め尽くし、次のカットの灰色の壁のカットと繋げ、そのままさらに壁を横に切ると、人物が登場する展開のトランジションとなります。
(途中に宣伝入り)
ダニエルの動画で登場する可愛いアニメについて (動画タイムライン2:27)
これらは全て、 Storyblocksでダウンロードしています。メンバーシップサービスで、メンバーになると無限にハイクオリティの素材がダウンロード出来ます。
テクニック3:ザ・ポストパン (動画タイムライン3:38)
カメラをそのままの状態(ポスト)で撮影するが、その映像を編集の時にウィップダウンに見せる(カメラが下に振り向いたように見せる)トランジションエフェクトを追加させます。次のシーンでさらにそのウィップダウンを強調させるように、幾つかのフィルムを物理的に、机の上に落とす動画に繋いでいます。
そしてそれぞれの動きに効果音を追加させて、完成させます。(もちろんカラーグレーディングも行っています)
これらのノウハウによって、完成した動画を観てみます。 (動画タイムライン5:01)
いかかでしたでしょうか?
ダニエル・シファーが制作する、商品の宣伝動画のクオリティは凄いです。そして沢山と勉強になる事をおしみなしに、全て無料で公開してくれているので、本当にありがたいです。
日本には、ゼロから仕事が出来るレベルになれるとの宣伝にて、カメラと同等の高額な映像制作のスクールが、コロナの影響か最近多く存在していると、先日友人から聞いたのですが、実はYouTubeでは海外を含めるトップレベルクリエイターのテクニックは、無料で全て公開されており、非常に便利に自分のレベルアップのために、有効活用する事が出来ます。映像制作自体、教わるというよりも、例を動画などで見て真似し、ひたすら自分で実行を繰り返す事が成長の鍵となります。
海外のクオリティの高い映像制作のオンラインスクールだとしても、アメリカでは、質問し放題も付いて、3万~5万円位なので、非常に効率的に映像制作を全て学ぶ事が出来ます。それ以上のお金は教材や教育ではなく、全て機材へ回すべきだと考えている方が海外では多いように思います。
ただそれらを自分で探すのに時間がかかるので、当ブログでは今後多くの方のためになる海外の映像制作のノウハウを、当ブログにて沢山解説して行きたいと思います! ぜひご期待くださいませ。
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